3次方程式の解と係数の関係

 ax^3 + bx^2 + cx + d = 0 の解を\alpha , \beta , \gammaとすると,

a(x - \alpha )(x - \beta )(x - \gamma ) = 0
a\{x^3 -( \alpha + \beta + \gamma) x^2 + (\alpha \beta + \beta \gamma + \gamma \alpha) x - \alpha \beta \gamma \} = 0

よって解と係数の間に以下の等式が成り立ちます.

\begin{aligned} \alpha + \beta + \gamma &= - \frac{b}{a} \\ \alpha \beta + \beta \gamma + \gamma \alpha &= \frac{c}{a} \\ \alpha \beta \gamma &= - \frac{d}{a} \end{aligned}

すぐに導けるため,暗記する必要はありません.
滅多に使いませんが,稀に必要になるので,自力で導けるようになっておきましょう.

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